Biography
様々なバンド活動、セッション、レコーディングサポート、他にもローディー業等も経て、2010年にVorchaosを結成。2017年にキングレコードよりメジャーデビュー。メタル、ハードロックスタイルを基調としながら、過去の活動で培ったルーツミュージック、フュージョンやブルーズのフィーリングも取り入れ独自のスタイルを構築している。DEAN GUITARS JAPAN 公式アーティスト。バンドは多種多様な音楽シーンの中でメタル、ラウドロックをベースとしつつもジャンルに囚われない無限の可能性を追求するという理念のもと、重さと鋭さを併せ持つ攻撃的なサウンドに、事象の持つ二面性や人間の持つ感情の渦を表現した日本語ベースの歌詞を伴い、独自のスタイルを構築している。


- C10H12N20/セロトニンを導入したきっかけを教えていただけますか?

ちょうどゲインブースターを探していた矢先、ライブのギターテックを依頼していた方にこのメーカーの存在を教えて頂きました。それから気になりすぎて、その方にライブで実機を試させてもらったところ、自分のセッティングとドンピシャでハマりまして、その場で導入を決めましたね。なにより自分が弾いていて気持ち良かったですし、その日の音の評判がとても良くて。ここまで変わるものかと驚きました。化粧箱を開けた瞬間に「うわ、いい音しそう」と思わせるデザインも最高ですし、細かいところまで拘っているのがわかるので持っているだけで嬉しくなりますね。僕の使っているこのC10H12N2O/セロトニン以外にも、色んな種類があるようなので全部揃えたくなります。

-C10H12N20/セロトニンのよさを具体的に教えてください

僕のバンドはメタル、ラウドな楽曲が多いのですが、抜ける音を作るというのがなかなか難しかったりします。どうしても篭りがちだったり、ローはベースにマスキングされやすいしですし。「高音域を出すとローも聞こえてくる」というのがありますが、どうしてもアンプだけで出そうとすると耳が痛い音になったり、ヴォーカルを邪魔したりで難しかったんですね。そこでアンプの前にC10H12N2O/セロトニンをかましてみると、中音域〜高音域の良い所だけをコンプレッションして、ギターの音の美味しいところだけ抜き出して増幅してくれている感じがします。最近では常にかけっぱなしで使っていますが、迫力が三割増しです。そんな訳なのでクリーンでギターを弾いて、ソロで踏んでも素晴らしい音が飛び出します。ギターの良いところを的確に表現してくれるペダルですので、楽器が多いアンサンブルの中で弾くプレイヤーにもオススメしたいです。- 最後に、C10H12N20/セロトニンのオススメの使い方を教えてください

アンプはPEAVEY 5150を、ギターはDEAN GUITARSのiconを使用しています。基本的にアンプで音を作るため、ギターからC10H12N2O/セロトニン、アンプという接続になっています。アンプのセッティングは常に一定で、激しい曲では基本的にC10H12N2O/セロトニンはかけっぱなし、歌モノの時はオフにしてギターの音量差をつけています。セッティングはGAIN、VOLUMEは4。BASSは5。TREBLEだけ6ぐらいで使用しています。どうやらこのペダルにはTREBLEの6に僕の求めていた何かがあるような気がします。なお会場の広さやステージの大きさによって、出音がハウリングを起こさないやや下までVOLUMEを調整します。僕の場合はこのセッティングが一番気持ち良く弾けるようです。他にもギターの数だけ美味しいセッティングがありそうなので、これから沢山良い音を探してみたいと思います。


インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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